機構アカウントの利用について

機構アカウントとは

岐阜大学は2020年4月に名古屋大学と法人統合し、東海国立大学機構(以下、「機構」)を構成しています。

機構アカウントは、東海国立大学機構が機構本部および両大学の構成員に対して発行するユーザアカウントであり、岐阜大学の各種情報サービスは、基本的に機構アカウントでの利用者認証を必要とします。

機構アカウントの種類

機構アカウントは、機構もしくは各大学にどのような身分で在籍するかにより、以下の4区分が用意されています。

構成員1人に対して発行される機構アカウントは各区分に対して1つずつになります。

同じ区分のなかで所属や立場が変わったとしても、機構アカウントが再発行されることはありません。

例)岐阜大学の工学部に在籍していてた学生が名古屋大学の工学研究科へ進学した場合、岐阜大学で使用していた学生アカウントをそのまま名古屋大学で継続して利用可能です。

一方、異なる身分を同時に持つ場合、複数の機構アカウントが発行される場合があります。

例)岐阜大学附属病院で医員として採用されている方が、医学系研究科の大学院に通っている場合、医員としての教職員アカウントと、大学院生としての学生アカウントが同時に発行されます。

学生アカウント(*@s.thers.ac.jp)

岐阜大学もしくは名古屋大学の 学務情報システム上に学籍が存在する 学部学生、大学院生、非正規学生に対して発行される機構アカウントです。

入学により自動的に発行され、在学中は更新手続きなどは不要です。

卒業等で学籍を失った場合に失効します。

教職員アカウント(*@f.thers.ac.jp)

東海国立大学機構の 人事給与システム上に職員情報が存在する 常勤/非常勤の教職員、非常勤講師に対して発行される機構アカウントです。

採用により自動的に発行され、在職中は更新手続きなどは不要です。

退職等で離籍した場合に失効します。

附属学校生徒アカウント(*@p.thers.ac.jp)

岐阜大学もしくは名古屋大学の 附属学校校務システム上に学籍が存在する 生徒に対して発行される機構アカウントです。

附属学校生徒アカウントの発行対象は附属学校が決定します。

個別申請利用者アカウント

人事給与システムには登録されないが、役務契約により機構(大学)の業務等に従事する方などに対して、申請ベースで発行される特殊な機構アカウントです。

個別申請利用者アカウントは、機構事務組織、もしくは(大学)所属の常勤教職員からの申請により発行されます。

個別申請利用者アカウントの利用期限は申請年度の末日までとなっており、年度を超えてけいぞ利用される場合は、都度継続申請が必要です。

機構アカウント利用終了時の注意事項 【重要】

卒業や退職などにより機構アカウントが失効した場合、機構が提供する各種Webサービスがご利用いただけなくなります。 (アカウントの種類が変わる場合も同様です。ただし複数アカウントを持っている場合、失効した機構アカウントに紐づくサービスがご利用いただけなくなります。)

機構アカウントには、離籍後90日間、メールやOneDriveなど限られたサービスのみ利用可能な猶予期間が設けられています。(データをバックアップするための期間です。利用可能な期間とは考えないようにしてください。)

卒業、退職等された場合は、早急に必要なデータ(OneDriveやメール等)のバックアップを採取するようにしてください(※)。

※:猶予期間終了後にデータ復旧等をご希望いただいても、復旧不可能な場合があります。

機構アカウント有効化手順

初めて機構アカウントを取得した際には、アカウントの有効化作業(※)が必要です。

有効化作業の手順については、機構アカウント(THERSアカウント)ヘルプセンターの「機構アカウントのセットアップガイド」をご参照ください。

※:学外でも有効化作業は可能です。

初期パスワードの変更に失敗する場合【重要】

機構アカウントを有効化するためには、パスワードを初期配布のものから変更するよう求められます。

まれに、このパスワード変更時に「パスワードを更新しようとしましたが、ネットワークの問題により、社内に同期できませんでした。数分後に、もう一度お試しください。」となる状況がみられます。

こうしたメッセージが表示されたとしても,サーバーの同期に時間がかかっているだけで,パスワード更新には成功している場合がほとんどです。

ブラウザを一旦閉じて10分ほど待ち、再度Microsoft365へのサインインを試みてください。その際に新しいパスワードを使用してサインインできれば、機構アカウントの有効化が完了していることを確認できます。

機構アカウントパスワード変更手順

利用開始後にパスワードを変更したくなった場合、もしくはパスワードを忘れてしまって再設定したい場合は、以下の手順をお試しください。

現在のパスワードがわかっており、Microsoft365へサインインできる場合

パスワードを失念してしまった場合

注)この手順を実施するためには、他要素認証を2種類以上(Microsoft Authenticatorへの通知 + 携帯電話へのテキストメッセージ送信など)設定されている必要があります。

携帯電話の機種変更を行った場合

Microsoft365の多要素認証では、Microsoft Authenticatorアプリへの通知の利用をお勧めしております。

この方式をご利用の携帯電話を機種変更された場合、Microsoft Authenticatorの再設定が必要となります。

Microsoft Authenticatorアプリを使用しない多要素認証方式(携帯電話へのテキストメッセージ送信など)が設定されている場合は、ご自身でアプリの再設定が可能です。

  1. 電話番号を使った認証方法
  2. MicrosoftAuthenticatorアプリの再設定方法

ご自身でのパスワード変更、アプリ再設定ができない場合

上記でご提示した方法でパスワードリセットや、Microsoft Authenticatorアプリの再設定ができない場合、情報館側での強制リセットが必要となります。

その場合は、学生証や職員証(もしくはご本人確認が可能な公的な身分証明証)を持って情報館へお越しください。

この時、認証に使用するスマートフォンやPCをご持参いただければ、パスワードやアプリの再設定手順までサポートさせていただくことも可能です。(所要時間はメール設定等を行うかどうかなどで変わりますが、概ね30分〜1時間程度です)

遠隔地におられる等、来学が困難な特段の理由がある場合には、所属部局の事務(人事または学務担当) を通じた「機構アカウントの事務代理申請」による対応も可能です。

こちらをご希望の場合は、各事務担当にご相談ください。

ただし、事務代理申請を行われる場合、機構アカウントの利用再開まで1週間程度の期間を要する場合がありますので、この点については予めご了承ください。

機構メールおよび機構予定表の設定と利用

岐阜大学では、機構アカウントを利用したサービスの一環として、機構メールおよび予定表(スケジュール管理機能)をMicrosoft Outlook上で提供しています。

機構メールの設定方法については「電子メール」内の「機構メール(個人用)の利用について」を参照してください。

また、Microsoft Outlookの予定表機能を使ったスケジュール管理については、機構メール(個人用) 利用について「機構Outlook予定表の設定と利用手順」を参照してください。

機構MS365アプリの設定と利用

岐阜大学では、機構アカウント利用の一環として、教職員や学生向けにMicrosoft365 アプリサービス (Officeアプリ)がご利用いただけます。(ご利用条件については下記をご確認ください。)

Microsoft365アプリの設定方法については、「全学包括ライセンスソフトウェア」内のMicrosoft365 アプリサービス (Officeアプリ)」を参照してください。