理念

総合情報メディアセンター(以下「センター」という.)は,平成27年4月に情報通信技術を活用した教育・研究・社会連携・組織運営など大学の機能向上を支援すべく改組しました。センターの目的を以下に示します。


センターは,国立大学法人岐阜大学(以下「本学」という。)の共同教育研究支援施設として,本学の情報基盤の整備と情報サービスの提供等を行うとともに,情報連携及び情報資源の管理,情報メディアの活用,カリキュラム開発,生涯学習システム,学術情報の活用等の研究開発を行うことにより,情報通信技術を活用した教育・研究・社会貢献・組織運営など大学の機能の向上を支援することを目的とする。


センターの活動経緯と新たな課題

センターは,平成15年に旧3センター(総合情報処理センター,生涯学習教育研究センター,教育学部附属カリキュラム開発研究センター)を統合改組して発足しました.e-University, Open Universityの実現を志向した取組は11年を経過し,この間,計算機資源の提供や情報通信ネットワークの構築という情報基盤整備の役割はもとより,情報セキュリティや情報サービスの向上という新たな役割を担ってきました.さらに,情報化の対象は,当初の教育研究に加えて社会貢献や大学運営事務に拡張し,現在では大学全体の業務(病院を除く)に関わるようになっています.

これまでにセンターが推進してきた情報化の主な経緯を中期目標期間に区切って概観してみます。第一期の主要課題は「情報セキュリティを高める」ことであり,情報セキュリティに関する体制,ユーザ認証の基盤整備,ネットワーク管理等の集約を進めてきました.第二期は「情報サービスを高める」ために,教育・事務端末の全学的な一括調達の促進,情報システムの仮想化による集約,事務情報システムの集積を実現してきました.

第三期以降は,これらの成果に立脚し情報システムにより蓄積されるデータや情報を情報資源として活用し,大学の機能向上を支援することが重要となると考えています.

情報資源を活用した大学の機能強化

知識基盤社会において,社会の変革を担う人材育成,知的基盤の形成やイノベーションの創出など,「知の拠点」としての大学の役割は極めて大きく多様となり,大学の機能強化や改革の取組はますます加速しています.また,大学教育の質保証等に係る情報の収集,分析,公表を促進すべく,IRや「大学ポートレート」の活用が進められおり,情報資源の重要性は増大しています.

本学は第3期以降に向けて,「学び究め貢献する岐阜大学を『人が育つ場所』という風土の中で実現する」ための将来ビジョンを示しています.教育,研究,社会貢献及び国際化に関する目標を学長のガバナンスの下に達成するためには,教育,研究,社会貢献,そして国際化を情報通信技術による関係付けや共有等の仕組みが重要となっています. 情報基盤,情報資源を大学の機能強化に効果的に活用することで大学改革を確実に進めていくことが期待されるのです.具体的には,情報基盤,情報資源による教育・研究・社会貢献・組織運営等の大学の機能向上を全学体制で図るべく,以下の取組を実現する必要があります。

  1. 情報連携を実質化するための業務のシステム化(業務フローの整備)
  2. 業務間の情報共有,IR等における情報分析,蓄積と再利用等のための大学情報の標準化
  3. 各種情報の蓄積と活用促進による情報資源化

情報資源化の支援体制

情報基盤,情報資源の活用による教育・研究・社会貢献・組織運営等の大学の機能向上に向けて,学長のガバナンスの下,構成員の業務・情報の標準化による情報資源化を進める意識変革,体制変革,業務変革等が必要となります.

全学の情報資源化の推進は情報連携統括本部が要となりますが,センターとしては,以下の取組が新たに必要となります。

  1. 情報基盤構築の知見を活かした情報システム間の情報連携のマネジメント
  2. 情報の管理・提供及び活用における情報資源化のフレームワークに関する支援

そこで,センターの4部門体制を再編し,情報連携マネジメントを強化するとともに,新たに情報資源化フレームワークを図書館と連携協力して推進する「知のアーカイブ活用研究部門」を加えて5部門体制としました.図書館とは情報資源化の知見やノウハウの共有や資料のデジタルアーカイブによるリポジトリの充実等の連携を強化しています.

また,全学的体制として,最高情報責任者(CIO)の下,構成員の業務・情報の標準化による情報資源化を進める意識変革,体制変革,業務変革等を推進するために「情報連携統括本部」が組織されており,関連組織としてセンター,図書館,そして情報部が一体的に機能する体制としています。